シン・トー

読書とか、日常の中で感じたこととか、空想とか

スミレの味噌汁

この世界の片隅に」が配信された。DVDが発売されたら真っ先に買おうと思っていたけど、まずはiTunesAmazonで動画配信という事みたい。
映画館での鑑賞に行く前に、シンガポールに行く飛行機の中で見る事ができて、感動した。
クラウドファウンディングで、資金を集めていたのを知っていたけれども、原作を読んだ事なかったし、知らない監督だったので、見送ったのだけれど、
今思えば、出資しとけばよかった!
今まで見た事ないような不思議な映画だった。
戦争をテーマにしているのに、悲壮感がなく、食べ物も無くなってくる中、明るく切りぬける姿が描かれている。
タンポポや、スミレをつんできて、おかずを作る姿、
主人公なのにぬけているすずの姿。
苦しいはずなのに、ほのぼの、楽しくなる。
しかし、後半が…
絶望と、戦争の恐ろしさに泣けてくる。
動画を購入して、見直しているけど、DVDが出たら、それも買いたいと思う。

このセカイの美しさ

戦争の恐ろしさ
ただ、反戦を唱える事の安直さ、軽蔑、そうではないこの作品の素晴らしさ
ただ一番は、このセカイの美しさ

もう既に

亡くなってしまったけど、
おじいちゃんと、おばあちゃんが、いるうちに、この作品を見たかったなあ
火垂るの墓とか、戦争論とか、はだしのゲンは見てたけど。
戦争のことはおじいちゃんからたくさん聞いた。
ソ連に捕虜になった話も聞いたけど、
もう少し、聞きたい事があったなあ。
もう少し、戦争の事勉強しようと思う。靖国神社もみたままつりに行ってみたい。

絵本

トレーシングペーパーの可能性

何気に絵本を集めている。
そんなに大量に持っているわけではないけど。
絵本は素晴らしい芸術だと思う。
絵の美しさ、言葉の美しさの結晶が、最大限に溶け合った結果が、絵本としての良さであると思う。
初めて買った絵本は『100万回生きたねこ
きっかけは、アニメの「カウボーイビバップ」の中で引用された事でした。

昔、母親に、たくさん絵本を読んでもらった事を思い出した。
「バイオリンの音は山の音」という絵本が好きだった。
絶版になってて少し高かったけど、買い直した。

実験的な作品も好きだ。
トレーシングペーパーって、こうやって使うんだ!と思った。
「きりのなかのサーカス」
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きりのなかのサーカス

きりのなかのサーカス

OK GW

あゝゴールデンウィーク

体調不良でずっと寝てた…
お医者さんに、入院一歩手前ですよ!強い炎症反応が出てます。お風呂に入るなども、体力使うからやめて下さい!一週間 会社休んで寝ていて下さい。
しばらくは断酒、風呂に入れないと、僕にとっては苦しい〜

OKコンピューター

僕の最も好きなロックバンドと言えるレディオヘッドの最も好きなアルバムである(KID Aと甲乙つけがたいけれど)OKコンピューターが20周年記念として、「OKNOTOK」という名前もついて、発売される。
これを再度購入する意味ですが、2枚組となって、2枚目はシングルのBサイドが収録される(さすがにシングルまで全て揃えられてないので、嬉しい)。それと…伝説の名曲「lift」が収録されるという事!
本当かどうかわからないけど、liftをOKコンピューターに収録すると、売れ過ぎてしまうため、収録しなかったとか…
ライブでは演奏されている曲だが、youtube等が流行る最近までは、僕も聞いた事がなかった。
OKコンピューターというアルバムは、それまでコマーシャルなロックを突っ走っていた、レディオヘッドが、大胆にエレクトリックミュージックを取り入れて、ぶっ飛んだ作品だった。
多分、当時リアルタイムで聞いていた人は、!!!って感じになったと思う。麻薬でもやったのかよ!と思ったに違いない。
僕は、そのあとのアルバムである「KID A」が初めに購入したアルバムであり、もうロックとはいえないくらいまで変化しているところから入ったので、衝撃はいきなり聞いた人ほどではなかったと思うけれども、KID A→OK COMPUTER→The Bends→Pablo Honeyと時代を遡る形で、アルバムを購入して生き、全てのアルバムに魅了された。
アルバムとしての一体感としては、KID A
曲を聴きながら世界かに浸れるのは OK COMPUTER
OK COMPUTERは美しいメランコリア(憂鬱)に浸れる…僕にとってはそんな感じ。
特に、let downの最後のピコピコが好き!

Radiohead - Let Down
というか、とりあえず買う!

結婚について

急いで結婚する必要はない。結婚は果物と違って、いくら遅くても季節はずれになることはない。
トルストイ

とりあえず、恋愛しよっ!

変化

スイッチ

言葉は時に強く心を動かす
より端的でクリスタライズされているものほど
無意識にその時自分の置かれた状況と
時にこじつけに見えるほど無理矢理にでもあてはめる
言葉は力を持っている
しかしほんとに力を持っているのは
それを受け取る人間自身にあると思う
言葉でも音楽でも体験でも何でもいい
それはただ単に始動するためのスイッチを押すだけのもの
始動したくないと心で思っていたら何にも入って来ない

変える

金沢に視察に行って来た。
観光はできなかったけど、
素晴らしい街づくりの取り組みを見て来た。
福祉の力で街を作っているShare金沢という取り組み。
社会福祉法人が小さな街を作ってしまっている。
近隣住民が障がい者等に抱くイメージを、実際に触れ合う機会を創り出すことによって変化させている。
社会をよりよく変えていく事が、福祉の力で出来るという確信を持つことが出来た。
あれやってはいけない、これやってはいけない…
ではなく、理想を実現するために何をやれば良いのか!
そう考えようと思えた。

シンガポール

シンガポールという国が好きだ。
前回、シンガポールに関して書いたと思っていたけれども、
シンガポールについて書いてはいるのだけれど、シンガポールという単語を書いていなかった。
シンガポールには2回しか行ったことがない。
シンガポールといえば、マーライオンと、マリーナベイサンズと、ラッフルズホテル
僕は、食べ物が好き…
特に、チキンライス、チリクラブ
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植物園が好き…
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伝統と、未来の融合が好き…
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シンガポール独裁国家である。
独裁で…開発独裁ではあるが、最も成功した形であると言えると思う。
明るい北朝鮮…なんて、呼ばれることもあるらしい。
初代首相は2015年に亡くなった。
初めてシンガポールに行ったのは亡くなる前、
亡くなった後…今年もう一度シンガポールに行った。

初代首相であるリー・クアンユーは、徹底的に性悪説の人だった…と、
最近何かの評論で見た。
確かにそうなんだと思う。
シンガポールの国自体をホテルと考えれば、国民はホテルマンである。
シンガポールに観光でたくさんの人に来てもらうためには、ホテルマンである国民を、
教育する必要があると考え、教育に力を入れたり、
マナーを身につけさせるため、ゴミのポイ捨て等には多額の罰金を設定した。
でも、単なる性悪説で、あんなかっこいい国は作れないと思う。
もっと、前向きな強い意志を感じる。

指導者が国民の面倒を見る限り、国民は指導者に従うものである。(1994年リー・クアンユー

シンガポール国立博物館に行った時に、一番目立つ中間すぎた部分で、展示されている…
というか、繰り返し放映されている映像に心打たれた。
それは、シンガポールがマレーシアから独立宣言をした記者会見の映像
会見の途中、初代首相である、リー・クアンユーが泣きだしてしまう。
独立のきっかけは、独立したかったわけではなく、
主要民族が異なるマレーシアから半強制的に追い出されたためであった。
資源もなく、国土も東京23区ほどの面積しかない。
それなのに、独立せざるを得ない中で、半ば絶望的な気分だったのは想像に難くない。
しかし、その後のリー・クアンユー指導力と、経済発展は目覚しい…というか、恐ろしい。
近未来植物園、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは、リアルファイナルファンタジー!と叫びたいほど、
SFチック!
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シンガポールが栄えた理由の一つは、商人の大多数が、英国人にしろ英国人以外にしろ、何かをやると言えばそれを実行し、政府が何かを約束すれば必ずそれを守ったことである。(1967年リー・クアンユー

僕は、シンガポールという国に立った時に、世界を変える事を感じることができる。
世界を変えたいと思っている人の、爪痕を感じる事ができる。
しかも、最近までその人は生きていた。
その人は、初めから前向きであったわけではなかっった。
指導者として、生き残りをかけて必死で自国民を教育した。
自分の利益を考える暇はなかった。国が生き残るために必死だった。
だからこそ、最高になれた。
そんな、暴力的なぐらい強いエネルギーを感じれる場所。

オザケン

EDMにはまっているけれども、ここ数日は、小沢健二の新曲「流動体について」と、
過去の曲、「愛し愛されて生きるのさ」の2曲ばかり聴いている。
小沢健二さんの曲を聴きながら、散歩をする。
テンションが上がる音楽はたくさんあるが、
感性と、においや風、光や温度が、繋がってくる感覚を覚えられる音楽はあまりない。
小沢健二の音楽と歌詞にはそれがある…僕にとっては。

スナップシューター

カメラでスナップショットを取ることは楽しい。
決定的瞬間を撮れた時の気持ちよさ。

どうしようかと迷った時に

とっさに、一歩踏み出すことが、常にできるようになる。

海外に行きたい

海外に行きたい、海外に行きたい、海外に行く!

飛行機の中で見た映画

君の名は。
この世界の片隅に
どちらも最高に泣けて、素晴らしいと思った。

好きな国

独立の会見において、大統領が泣きながら会見した国
幸せな独立ではなかったけれど、がむしゃらに、やれることすべてをやった国
獅子の国
SFの世界のような国
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時間とにおい

アンバータイム

時間というものは、
現在を、甘美な匂いのする過去の記憶という琥珀へと変えてしまう。
あんなに辛いと思っていた時間が、感傷のこもった空気感ともいえる匂いに変わり、
辛さという感情をどっかへ捨て去られてしまう。
本当に不思議だと思う。
逃げ出したくなるその時の感情は、今となっては、逃げなかったことへの自己への賞賛となっている。
それは親しい他者へ向ける感情と変わらない。
琥珀の色を僕はあまり好きではなかった。
琥珀を宝石のように、装飾品として持つ事を、僕は不思議に思っていた。
正直、気持ち悪いとさへ思っていた。
琥珀の美しさは、
その過去の記憶への、本当の意味で過去の記憶となったことへの、達観と、愛おしさを持てることができた時に、
初めて気付く美しさなのかもしれない。
なぜなら、琥珀こそ過去の美しさであり、
それは、結晶ではなく、
ただ樹液に閉じ込められた時間そのものであるから。