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シン・トー

読書とか、日常の中で感じたこととか、空想とか

お金について、物事の考え方について

『投資家が「お金」よりも大切にしていること』

この本、沢山売れて欲しい。
沢山の人、いろんな世代の人が読んで欲しい。

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)


 最初の方は、読んでいてムッとするかもしれない。“日本人こそがハゲタカ”であるとか、“日本人は不真面目なお金教の信者”など、あまり読んでいて気持ちいいものではないけれど、だんだん読んでいて著者の主張が納得出来てきて、愕然とし、自ら変わらなければと思えてくる。
 本の前半あたりで、清貧という日本人が美徳とする考え方について語られています。お金持ちイコール悪であり、清く貧しく美しくがすばらしいと言う考え方です。確かにそのような映画やドラマが多い気がします。また、アメリカでは、ヒーローは民間人であり、日本では公務員がヒーローである事も指摘されています。実際に現代では清豊を目指すべきで有り、そうでなければ成功出来ないと書かれています。最近のテレビ番組でも、お金持ちの生活の豪華さや発言を揶揄するものが見受けられ、お金持ちは悪という考え方を見ることが出来る。そこから、すべてのお金持ちに対する印象が悪く思えて来る人も少なくないと思う。
 この本の内容とは離れるが、アメリカでは、トリクルダウン…つまり滴り落ちるという考え方があり、お金持ちはチャリティーや寄付を行い、文字通りお金が上から下に滴り落ちるという仕組みがあるらしい。この本にも寄付額の各国比較があり、日本の個人の寄付額の少なさに愕然とさせられるのだけれども、それは実際にこの本を読んで下さい。

 会社で仕事をしていて人のことで不満に思う事がある。その人が考え方や働き方を変える事を望む人は多いけれども、即自らが変わらなければという気持ちになる人は少ないのではないだろうか。しかし、自ら変わろうと思わないものについていって指示を聞き入れようと心から思う人間はいないと思う。そう思わせてくれるという意味では、すべての人に向けたビジネス書と言える。

 すべての日本人が読んで欲しい。中でも特に読んで欲しいと思うのは、会社での役職者、特に中間管理職には読んで欲しいと、切に思う。
 なんだか、この本の内容は自らの感情が入りすぎてうまく書けませんでした…。すごくいい本なので、とりあえず読んで欲しいと思う。