シン・トー

読書とか、日常の中で感じたこととか、空想とか

旅について

最近は、一年に1回は海外旅行を行うようにしている。
一番大きな理由はやはり行きたいから…ということだけれど、それだけではない。
一つは、圧倒的な異文化の中に自分を置くことで、頭ん中ぐるぐるさせて、インスピレーションを高めること。
本を読んだり、映画を見たりすることによっても、インスピレーションをわかせることができるが、やはり、圧倒的な異文化の中に入って、そこから全天球を見渡しながら体感するのとでは、頭ぐるぐる具合が全然違う!
そして、そういう経験をする事で、自分を安全圏において相手に何かを求めるという事がないようにならないかな…と思っている。
そしてもう一つは、面倒くさがりでインドアな自分を変える事。僕は、自分を追い込まないと、圧倒的に堕落して、何もしない自分がよく分かっている。だからこそ、自分の身を定期的に異文化に放り込んでやる必要があると思っている。

ちなみに、今までで、一番の圧倒的異文化体験は、モロッコのジャマエルフナ広場でした。
写真では伝わりにくいけれど、太鼓が鳴り響き、夜には妖しい屋台の光と煙、羊の脳みそなど、奇妙なものや美味しいものが売られている。見せ物には人だかり、笛を吹くとコブラが出てくるいかにもな見せ物がたくさん。圧倒され頭がぐるぐるして、お酒がなくても酩酊しそうだった。
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次はどこに行こう。ガイドブック買って、考えているけど、親や周りの人に止められることも多い。
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旅は多くを与えてくれる。旅に出る前は憂鬱でしかない。僕は準備が好きではない。計画を立てたり、用意をしたり。旅に行っていしまうと、本当に楽しいし、圧倒され、侵食されることを心地よいと思う。旅が終わってしまうと切なくなる。旅が終わってしまったこと。出会った人々や、建物、雰囲気が、遠ければ遠いほど、次行けるかどうか、行けるとしても、少し時間がかかってしまうことを考えると、少し悲しくなる。

旅に出る時、ガイドブックを持っていくと、捨てて帰ることも多いが、持ち帰った、ガイドブックはたまに読み返したりする。
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この切なさが、次の旅に出る原動力となる。
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