シン・トー

読書とか、日常の中で感じたこととか、空想とか

ランニング

ランニング

30分のランニング
走る、走る、走る
腕を振って走る
もっと腕を振りあげて
腕の重さを振り子にして振り上げ
自分の体重を持ち上げる
65キログラムが腕の力で軽くなる
ヘリウムを詰めたボールように軽くなったこの身体を
足でポンッっと押してやると
ふわっと浮き上がって身体が前に出る
月面を歩くように

走った後
やはり腕にはそうとなトルクがかかっていたらしく
強い疲労感が襲ってきた

月の表面

日本の神道では
月の神様ツクヨミは男性であると言われ
太陽の神様アマテラスは女性である
通常、世界では太陽の神は男性が多いと思われる
日本人は太古の昔から
月の表面がゴツゴツしていることを知っていて
修験道の山である東北山形にある月山はゴツゴツした山肌です
僕は、太古の昔の人々の想像力の凄さを感じる
ただ、月にちなんで名付けただけではなくて
月の表面と時空を超えて山が繋がっていることを
感じていたに違いない

月が追ってくる

子供の時に
走っても走っても
車で移動したとしても
月が追ってくることを不思議に思ったことがあると思う
まじまじと見ると恐ろしい
満月の時は特に
満月でも、不思議に赤い色の月の時はなおさら怖い
この怖さを大人になっても感じる俺大丈夫?って思うことがある

昔、ゲゲゲの鬼太郎で、
再放送の「イースター島奇譚」という話があって
いわゆるトラウマ回と言われるような怖い話ですが
その回で赤い月になった時モアイ像の目を削ると血が流れて
地獄の使者に会い、お金持ちになれるという話で
それを得ようとした男(かなりの悪人)が呪われて死るという話が頭の中に残っていて
思い出して怖くなるのかもしれない
昔の人のイマジネーションは僕のこれとは比べ物にならないほど
強いと思う
昔話も怖いものが意外と多いし
映像がない、語りによって得られるイマジネーションは無限に広がる

イチヂクの香り

走っていると
イチヂクの強い香りが僕を圧倒する
子供の時に、イチヂクの葉が怖かった
その頃は、イチヂクの匂いも気になったが
なぜだか、葉っぱがものすごく怖いと感じた
走っていると
いろいろな花の匂いや
草の匂い
水の匂いが飛び込んでくる
しかし、圧倒的なイチヂクの香り
ドキドキする