シンガポール
シンガポールという国が好きだ。
前回、シンガポールに関して書いたと思っていたけれども、
シンガポールについて書いてはいるのだけれど、シンガポールという単語を書いていなかった。
シンガポールには2回しか行ったことがない。
シンガポールといえば、マーライオンと、マリーナベイサンズと、ラッフルズホテル…
僕は、食べ物が好き…
特に、チキンライス、チリクラブ
植物園が好き…
伝統と、未来の融合が好き…
シンガポールは独裁国家である。
独裁で…開発独裁ではあるが、最も成功した形であると言えると思う。
明るい北朝鮮…なんて、呼ばれることもあるらしい。
初代首相は2015年に亡くなった。
初めてシンガポールに行ったのは亡くなる前、
亡くなった後…今年もう一度シンガポールに行った。
初代首相であるリー・クアンユーは、徹底的に性悪説の人だった…と、
最近何かの評論で見た。
確かにそうなんだと思う。
シンガポールの国自体をホテルと考えれば、国民はホテルマンである。
シンガポールに観光でたくさんの人に来てもらうためには、ホテルマンである国民を、
教育する必要があると考え、教育に力を入れたり、
マナーを身につけさせるため、ゴミのポイ捨て等には多額の罰金を設定した。
でも、単なる性悪説で、あんなかっこいい国は作れないと思う。
もっと、前向きな強い意志を感じる。
指導者が国民の面倒を見る限り、国民は指導者に従うものである。(1994年リー・クアンユー)
シンガポール国立博物館に行った時に、一番目立つ中間すぎた部分で、展示されている…
というか、繰り返し放映されている映像に心打たれた。
それは、シンガポールがマレーシアから独立宣言をした記者会見の映像
会見の途中、初代首相である、リー・クアンユーが泣きだしてしまう。
独立のきっかけは、独立したかったわけではなく、
主要民族が異なるマレーシアから半強制的に追い出されたためであった。
資源もなく、国土も東京23区ほどの面積しかない。
それなのに、独立せざるを得ない中で、半ば絶望的な気分だったのは想像に難くない。
しかし、その後のリー・クアンユーの指導力と、経済発展は目覚しい…というか、恐ろしい。
近未来植物園、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは、リアルファイナルファンタジー!と叫びたいほど、
SFチック!
シンガポールが栄えた理由の一つは、商人の大多数が、英国人にしろ英国人以外にしろ、何かをやると言えばそれを実行し、政府が何かを約束すれば必ずそれを守ったことである。(1967年リー・クアンユー)
僕は、シンガポールという国に立った時に、世界を変える事を感じることができる。
世界を変えたいと思っている人の、爪痕を感じる事ができる。
しかも、最近までその人は生きていた。
その人は、初めから前向きであったわけではなかっった。
指導者として、生き残りをかけて必死で自国民を教育した。
自分の利益を考える暇はなかった。国が生き残るために必死だった。
だからこそ、最高になれた。
そんな、暴力的なぐらい強いエネルギーを感じれる場所。