シン・トー

読書とか、日常の中で感じたこととか、空想とか

大学生の頃を思い出す

何度も書いた話だけど、結局僕が今生きている上での大きな指針となっていることだから、また書いてしまう。

同調圧力について、自らを入れて考える事、活動は終わらせることが大切である事

 大学生の時に、友達が自殺という事をテーマにして研究をしてみたい、という事で、自殺対策支援センターライフリンクの代表の清水さんという方のインタビューを行いました。そのインタビューの中で、考えの浅い僕たち大学生に、大切な3つの考え方を教えてくれました。
 ひとつは世の中には同調圧力です。世の中には同調圧力という見えない力がたくさん働いています。特に、島国で閉鎖的な日本にはあふれている。同調圧力とはその場の空気や、多数意見に合わせるように行動してしまう事で、それに立ち向かわないと、世の中を変えることはできない。また、同調圧力にのまれたままでいると、おかしいと思った事も忘れてしまい、そのおかしさにも気付かなくなる。
 ふたつ目は自殺について本当に考えたいと思ったのだったら、ただ学問として、まじめに対象化して考えるだけでは(客観視してしまうだけでは)、実はその問題を考える事が出来なくなってしまう。自分の事として、(日常の事に)引き寄せて考えてみる事が必要である。…この後、"自分と自殺"テーマで話し合いを行い、自殺というテーマに非常に向き合う事が出来た。
 最後に"終わり"という事を考える事。インタビューに行ったオフィスには、"ペタペタ"と呼ばれる、大きなボードに付箋で予定がたくさん張られていた。清水さんがNHKにおられたときに、教えてもらったスケジュール管理手法らしい。5年後の所に、ライフリンク解散と書かれてあった。活動というのはその活動自体が必要なくなることが大切であって、活動が目的化してしまってはいけない。ライフリンクの目的であるつながりあう事が当たり前の社会になれば、ライフリンクが存在する理由がない。僕自身、そのころ終わりのない社会運動に対してうんざりしていたころだったので、なおさらそのことはこころに響いた。

行けない場所を作らない方がいいという事

 大学のバイトで、中華料理屋さんの配達(とラーメン作り)を行っていました。大学一年から三年の終わりまで、長期間にわたって働いていたが、サークル運営の行き詰まりの中で、思い悩んだときに、フェードアウトしてしまった。店長怒っているだろうな…という想像が膨らみ、そのお店の近くは行きたくない(めんどくさい)空間となってしまった。そのお店は西新宿8丁目という、人生でもあまり行く必要のない場所であったので、それは別に大丈夫だと自分に言い聞かせました。しかし、もやもやとしたものは今思えば残っていました。
 そのバイトを紹介してくれたサークルの先輩に、謝りに行った方が絶対いい!と何度も説得され、就職先が決まった4年生の時に、意を決して誤りに向かいました。途中のお店で、最高級の謝罪の品である、アリナミンV&Vドリンク1ダースを買って、持っていきました。意外にも笑顔で、よく来たな~お前が辞めた後、大変だったんだよ!と言われました。
 うれしかったのと、もっと早く謝りに来ればよかったなと思った事、そして、その時すっとした気持ちで、そんなに自分の中に引っかかっている出来事だったのだな、という事に気づかされた。それ以降、自分の問題で起こったことに対しては、しっかり謝って終わらせようと思った。

はじめから大切だと思っていたこと

大学になる前から、大切だと思っていたこと。
それは誠実であるということ。

ため息

本当にため息が出る。
役職がついたら、上の立場になったら、偉いわけではない。
気を引き締めろ
いつでも、自分が、相応しいかどうか、自問しろ
人を怒るときは
自分にも問いかけろ
完璧にできることを求めるわけではない
しかし、自分への問いかけは、必要不可欠
そうでない人には、上たつ資格がない、1ミクロンも!
まず自ら変わること。