シン・トー

読書とか、日常の中で感じたこととか、空想とか

海外旅行中の食事

海外に行っているとき、旅行中は常に現地のものを食べたいと思う。
特に、ツアー等を使うと、必ず1回は日本料理か、それが現地に無ければ、中華料理がメニューに入ってくる。
その地の食べ物を食べると、その地のものになるという考え方がある。
千と千尋の神隠しにも、そんなシーンがあったと思う。千尋がハクが差し出したものを食べた途端体が透明になるのが止まった)
僕は、早くその地のものになりたいと思うから、そうしたい。
だから、日本で食べれる食事と比較して不味い!とか考えるのもやめた。
どうしようもなく食べれないことはあるけど、そのときはしょうがない。
現地に行って、インターネットでその国の料理のおいしい店を調べて食べに行くのが楽しい。

虫を食う

上の記事が凄いネタふりになっていたんだとすごく思うけど、上の記事を書いた時点では、虫を食べようなんて、これっぽっちも思っていなかった。
上の文章を書いた後、友達の住むコンドミニアムを訪れて、いろいろ話してたら、虫を食べにいく話になった。

食べたのは、タガメと、アリの卵が入ったオムレツ。
オムレツははっきりいってよくわからなかったけど、タガメは食べてて、何か一つ超えてしまった気がした。
味は不味いというものではなく、ほとんど身は無いんだけど、体を割って中にくっついている身をシャコの身を食べるように食す。
食感と味は甲殻類のそれに近いけど、匂いがなんともいえない爽やかなかおり。例えるならバナナとか…
食べている間、なんとも言えない罪悪感のようなものを感じる。
味はともかく、持っているのは、大嫌いな虫だから。
友達と全部平らげて、ホッとして、急いで片付けて貰った。
途中、隣の席の人が店員さんに席を変えて貰っていたし、自分が食べ終わった残骸でも、虫は虫で、置いていて欲しくなかったから。
でも、食べ物として、家畜を食べたり、甲殻類を食べたりするのとどんな違いがあるのかと思うと感慨深く、結果、挑戦して良かったと思っている。

※今海外にいて、「虫を食う」は、これから日本に帰るという空港行きの電車の中で書いています。