シン・トー

読書とか、日常の中で感じたこととか、空想とか

京都へ向かう道すがら離散的になる

6:17to7:15

現在朝6時17分
京都に向かう道すがら、スマホでダラダラと考えたことをメモしてみる
とは言っても、僕の場合は、なんだか沢山の事柄が同時に浮かんでくることもあるし
言葉にならない、イメージ的なものが浮かんでは消えていくことが沢山あり、それを言葉という網でつかめた時は、やった!と喜ぶのだけれど、大体はつかめずに、闇に消えていくのである
しかし、離散的な思考も、僕は大好きです
出張の移動中の時間は、そうやって費やすことも多い
周りから見れば景色を見ながら物思いにふけっている、もしくはボーッとしている、そのように見られる時は、そんな離散的な思考にふけっているわけです
最近、飛行機という乗り物に乗る事が増えて、しかし、バスや電車も、この、離散的な思考には良いのですが、事故に遭う確率は飛行機よりも格段に高い
今は、バスに乗りながらしまなみ海道を渡っているわけだけれど、地元民でありながら、この風景はいつみても美しい
1分前に見えていた朝焼けが、はっと見返すと、もうすでにそこに無い
この文章を書き出した頃は、何か書こうと思う事があって書き出したのだけれど、ほら!言葉の網でそれを捕まえていないから、目の前に来たその考えを、目の前にずっと浮かんでいると思って、そのままにしておくから、先ほどの朝焼けのように消えてしまったではないか!
先日より僕は風邪を引き、サイクリングのイベントの立哨を頼まれて、寒い中お疲れ様やった所、風邪を悪化させ、治りかけた所、色々と飲み会を断りきれず、完治させきれずに、鼻声を引きずったまま京都に向かっている
これから3時間以上かけて京都に行くのだけれど、京都とい所に関しては、あまり行ったことが無いにしては、すごく感慨深い場所である
まずはイメージとしての、日本の古き良き美しい街という事、そして、僕の両親が昔そこに住み、非京都人として、京都人から差別を受けたという事を聞かされてのイメージ、そして、僕が、東京の私学から、恐れ多くも京都大学編入できないかな〜と考えて、京都大学に申込み方法を調べに行った時に、パイプを吸っている京大生を見て衝撃を受けたイメージ(因みにその編入という企みは、第二外国語であるフランス語での経済に関する文章を読んでフランス語で設問に答えるという、僕の想像を遥かに超えたハードルを見て、一瞬で潰えたのであった)。そういった、美しさとか奇異さ、また、外からの人を簡単に受け入れない…だからこそ美しさを保てるとも言えるが…という事を、僕は“京都”という言葉を聞くだけで、同時に感知するのである
バスはあっという間に今治駅から出発して、大三島である
大島、大三島と、島に着くと、ぐるぐるとその島に降りる道を通り、お客を拾って、また橋へと戻る
お客さんがいるからしょうがないことではあるが、乗り物酔いの心配がある僕にとっては、苦痛である
小学校の時は、車に乗ったとたん気分が悪くなるくらいの、乗り物酔い持ちであった
大人になりほぼ酔うことは無くなったが、時たま体調がすぐれない時に酔う事がある
と、こういう風に乗り物酔いについて考えていると、酔うかもしれないので、この考え自体を僕の頭の中から追い出す
僕は音楽を聴くのが好きである、特にイギリスやアメリカのロックは好きだし、最近はEDMも聴く
しかし、音楽を聴かずに、周りの音に耳を傾けたり、音を意識の外に持っていって目の前の景色を体の中に取り入れることも、また楽しい
例えば、海の青をずっと見ていると、今まで知覚できていなかったもう少し深い青や、黒をそこに見いだせることもある
また、その色を見つめ続けると、恐ろしさや畏怖といった感情も湧き上がってきたりする
色というのは本当に不思議で、画家は、例えばモネなどの絵を見てみると沢山の色をそこに重ねる事によって実際の風景の美しさを表現しているが…僕は、モネとレンブラントの見え方の違いを面白く思う…その重ねられた色は、実際の風景においては、よく観察すると、同時に見えるのであります
乗り物に乗っていると、風景は前から後ろに絶え間なく流れていきます、それが、儚くも、風景をより美しく感知されると僕は思うのです
水温上昇のせいか、一部分の海面から白い霧が湧き上がっており、不思議な風景が右側に見え、そして例のごとくその風景も後ろに流れていった

7:20to7:29

これは、僕にとってある種の実験なのである
パソコンのキーボードというものに毒された、もとい、macのキーボードに毒された僕の
スマホフリック入力というものを行えるようになってから、僕のメールやラインに対してのハードルが下がった
もともと僕は電話は好きでは無いし、メールに関してもあまり返さない
そもそも、思いを言葉にするのにエネルギーがいるし、例えエネルギーをかけて文章に出来たとしても、送信ボタンを押すのにエネルギーがかかるから、そのまま送らずに消してしまうことやもある
つまり、このような、思いついたものを、そのまま…しかもスマホを使って、もといiPhoneを使って書きなぐり、見直しもせぬまま公開してしまうなぞ、僕にとってはすごく抵抗があるのだけれど
そんな抵抗は、瀬戸内海に捨ててしまえ!ぽーぃっ!という事で、もう瀬戸内海過ぎたので、なんのことか忘れた

7:40to7:45

もうすぐ福山駅であるが、その前にかくも渋滞にひっかかり、今まで流れていた風景が、繋がっている僕の思考もとまりそうになるのである
僕はバスの右側に座っており、右からは太陽の光を直接受け、甚だ眩しさに目を左側に向けるのであります
バスの左窓から見える空は、よく観察すると、ターコイズブルーというのか、絵に使うとすると、南の島、おおよそハワイあたりの空に使う色である
空を描く時に、日本の空ではこの色は使わないなという色であり、普段から色についてあまり観察していない事を思い知らされるのである
上側の窓は青みがかったコーティングがされており、そのコーティングを通して見る空の方が、おおよそ日本の空といったら思い浮かぶような色である

7:49

僕はどのような思考を志向するのか
それが問題だ

7:53to7:58

僕は実は今日はあまり調子が良く無い
先ほど書いた風邪というのもあるが、昨日、友人と飲み会を夜に行っており、その影響が強い
しかし、書き留めると、ここまでいろんな事を考えている
書き留める事によって、思考が進みにくい事を差し引いてもだ
そうすればいつも書き留めればいいと思うだろうがそれは面倒だ
めんどうであるし、スマホ、もとい、iPhoneのバッテリーもすでに82パーセントである
現時点で最もバッテリーが持つ選択肢である(たぶん)iPhone XRをもってしてもだ
トイレにも行きたくなって来た
日本が素晴らしいと思うのは、どこにでもトイレがある事も、その一つの要素である
このバスにも付いているし、コンビニにもある
最近、東南アジア諸国など、他の国にもコンビニが増えているが、日本以外のコンビニには、トイレが少ない
海外に行った時は、トイレがあったらなるべく行くようにするが、日本にいる時は、着いてから行こう!などと思ってしまうものである

8:09to8:15

コンビニがあったら何か食べるもの買おうかなと思いながら、改札を入ると、右側のコンビニのレジが渋滞しているのを横目で見ながら、華麗にもスルーするのであった
足早にトイレに向かい、奥の小便器を選択する
女性には分からないだろうが、沢山利用されるトイレは、沢山の小便器が横並びで設置されており、僕が奥を選ぶ理由は、それを使っている人がより少ないだろうなと思うからであります
福山駅福山城がめっちゃ近いなーと思いながらホームの横に見える福山城を右に感じ、奥の自由席エリアへと向かう
前に父親とこの駅に来た時に、駅の建設にあたって、何か福山城の一部を壊す必要が出て、反対があったといったような話を聞いた事を思い出します。
まあそうだろうなという距離感であります
外の肌寒さを感じて、もう少し羽織るものを持って来ればよかったなとおもうのですが、それはもう後の祭りというものです

8:20to8:26

新幹線に乗り込むと、バスとは違い、駅までは止まる事なく風景が流れていきます
そのため、思考もバスに乗っている時とは変わり、それに影響されてか、気分もシャキッとしてきます
より早く風景が流れるほどに、頭の回転は早くなり、断片的な思考もその分増えますが、それは、風景の流れとともに、後ろの方へ流していってくれます
断片的な思考であるほど、その質量は小さく、早い流れに弱いという事であると思われます
しかしまた、そうなると何を書き留めていいかが分からなくなるという事にもなりやすく、また、これまで内容の薄い文章を書いてきて、少し指が疲れたので、少々休みたいと思います
というか、こんなもの読む人はいるのだろうか…

8:49to8:56

JUDEの音楽を久しぶりに聞く
JUDEとは、元BLANKEY JET CITYのボーカルである浅井健一がやっていたバンドであり、現在ではそれも解散していて、ソロで活動している
僕はその独特の世界観が好きで、美しく、儚く、アメリカ、ヤンキー、幻想などいろんなものを混ぜて、独特の完成された世界観を表現している人だとおもう
だから、その音楽を聴いている時に、違う世界へと連れていってくれるのが、嬉しい
僕は、ただのエンターテイメントよりも、人生を変えてくれたり、違う世界へと連れていってくれたり、毒にも薬にもなるような、そんなものが本当の作品だと思っている
醒めない夢はダメだとおもうけれど、その夢を見た事で、何かやらないと、と思い行動するような、そんな夢を見ていたいと思う

9:00to9:08

詩や音楽や絵などの作品の凄いところは、リリースされた後、作家の手を離れ、ある時は読者のその時の心の痛みと重ね合わされて解釈され、その事で涙を流したり大きく心動かされる
書いた時に作者は意識していなくてもだ
しかし、素晴らしい作品であるほど、たくさんの人のそういった思いを取り入れることができると思う
僕は個人的に恋愛についての作品ばかり出しているアーティストはくだらないなと思うのは、世の中がそういったものであふれているからだ
どんな強い思いで書いても、言葉というのは記号であって思いそのものではない
だからこそ、その複雑な思いそのものを召喚する装置として作品は機能しないといけないが
あまりにも恋愛についての言葉は使い尽くされており、本来の機能を発揮できない可能性が高いと思うからだ
だから、恋愛のことを作品にするにしても、そのものを描くよりも、そこから生まれた心の風景などを表現する方がいいと思う
それが売れるかどうかは別の話だけれど

9:25to9:30

もうすぐ京都駅に着くわけだけれど、13時からの会に間に合えばいいわけで、それまで何をして、何を食べようかで、ソワソワし始めている
こうなると離散的も何もなくなってしまう
収束させないとと思ってしまってるからだ
という事で、この離散思考文章も、ここで終わりにする
おわり。。。

スタバ

スターバックスで時間を潰すこととした。
スタバではティーラテを基本的にたのむ主義である
アールグレイティーラテがベスト

離散思考をした後は、整理して、収束させたり、シナジーを起こしたりとするのが普通の考え方である
僕の場合は、散らかした後、ティーラテで洗い流して終わりである

クリスマス

毎年、クリスマスの雰囲気になるのが早くなっている気がする
クリスマスに恋人もいないなんてって、いう人もいるが、僕は、恋人がいようがいまいが、クリスマスの雰囲気は大好きである
それは、異国感が漂うからであり、いつかは、ニューヨークや、ヨーロッパでクリスマスを迎えたいものである

モスバーガー

昼はモスバーガーモスバーガーの真価はサラダにある!安心して食べれる味だと思う
サラダLセットでと、迷いなく言う